202505.17

農村道路開発法を制定、地域格差是正へ制度化進む

 国家統治評議会(SAC)は、農村地域の交通インフラ整備を目的とする「農村道路開発法」を正式に制定した。この法令は、地方における道路の計画、建設、維持、管理を体系的に推進するための法的枠組みを提供するものである。 同法により、地方行政機関は中央政府の承認を得て、農村道路に関する独自の開発計画を策定・実施することが可能となる。また、緊急時の代替ルート確保や災害時の復旧体制も法的に整備され、長期的な地域格差の是正と経済活動の活性化が見込まれている。法案には、工事に関わる土地の取得や建物の撤去手続きに関する規定も含まれており、実行段階での摩擦を最小限に抑える工夫が施されている。SACは、今後5年間で全国100の主要農村地区への重点投資を予定していると発表した。