VISA on Arrival物語[3]

指定された場所へ移動し、あちこちへ「ヘルプ」の電話をかけまくる。ミャンマー人同士で話をしてもらったが、融通が利かない。(当然か)
同僚の独創的メモ帳に助けられ、最終的に、とある機関が、事業証明書をお使いの人に持たせて空港まで来てくれることになった。Thank god!感謝感激雨霰。
ダウンタウンから空港まで、道が混んでいるので1時間はかかるという。それ位何のその。待っている間に仕事を片付けた。喫茶店も何もない。空港が真っ暗になる停電もあった。だが、来ない。2時間待っても来ない。いくら何でも遅すぎる。
すると、Visa on Arrival の担当官は、鬼のような目をしながらツカツカやって来て、不明瞭な英語で「出発ロビーへ行け」「帰れ(Go home)」を連発。頭に来たので言い返すも、全然通じない。待つこと3時間。もしかして外で待っているのではと探してもらった所、お使いの青年はいた。随分前から立っていたらしい。唐突に我々は呼ばれ、担当官は不機嫌な顔でVisa を発行し「$50」と言う。賄賂かと思ったら、Visa on Arrival の現地価格だった。パスポートコントロールを出たのは午後8時30分だった。(VISA豆知識へ続く)